オートマチック・フォー・ザ・ピープル
1992年発表のR.E.Mの8枚目のアルバム「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」のレビューを書いていきます。
R.E.Mは大好きなバンドでオートマチックフォーザピープルは一番好きなアルバムです。
R.E.MのアルバムではOut of TimeやNew Adventures in Hi-Fiも大好きです。
Out of TimeとAutomatic for the PeopleはR.E.Mの鬱アルバムとして名作だと思います。全体的に陰鬱としていたり、かと思えばマン・オン・ザ・ムーンのようなポップソングがあったりナイトスウィミングの情緒的な美しいピアノ曲などバリエーション豊かです。
ニルバーナのカート・コバーンが最後に聞いていたアルバムとしても有名になってしまいましたが、アルバムジャケットが象徴するようなグレーな色、無機質な鉄の感じが抜け出したくなくなるような安息感を得ます。
曲紹介
1.ドライヴ
1曲目からめっちゃ暗いです。重いストリングス、ノイジーなギターサウンドがいいです。
2.トライ・ノット・トゥ・ブリーズ
R.E.Mの中でも最高に大好きな曲です。美しいメロディー、コーラスワーク、サウンド。モノクロな安息の雰囲気に浸れます。
3.サイドワインダー・スリープス・トゥナイト
いきなりポップソングになります。アメリカの田舎感があっていいです。(イメージです)
4.エヴリバディ・ハーツ
心温まる系の癒し曲ですね。
5.ニュー・オリンズ・インストゥルメンタル
オルガンでしょうか?揺らぎのサウンドが心地よいです。
6.スウィートネス・フォローズ
ノイジーで浮遊感のある曲です。
7.モンティ・ガット・ア・ロウ・ディール
マンドリンの憂いを感じさせる音色が印象的です。
8.イグノーランド
最もR.E.Mらしい曲だなと感じました。ポップセンスとロックが丁度良く混じった曲です。
9.スター・ミー・キトゥン
ドラムがない曲がこのアルバムは多いですが、この曲もそうです。アットホームな感じがします。
10.マン・オン・ザ・ムーン
R.E.Mのおもしろいポップセンスが詰まった曲です。少年時代を回顧しているような印象の曲です。
11.ナイトスウィミング
ピアノ曲です。タイトル通りナイトスイミングをしている情景がぱっと出てくる凄い曲です。ドラマチックです。
12.ファインド・ザ・リヴァー
以上の曲構成です。
まとめ
2.のトライノットゥビーアブレスはR.E.Mの最高の名曲だと思います。アルバムジャケットが表す世界へ誘われます。深い深い安息感の中にいるような気がします。
私は高校生の頃このアルバムを購入していますが、当時から今までアルバムの感想がほとんど変わらないというアルバムも珍しいと思います。
心温まるようなメロディーなのに憂いがあって、モノクロのイメージの中に連れて行かれる気がします。世界に自分しかいないような安息感を感じます。
R.E.Mの中でもとても気に入っているアルバムです。また別の機会にR.E.Mの他のアルバムのレビューも書いてみたいです。